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プリンターの処分は粗大ごみでOK【パソコンと違う理由・10kgで変わる料金】

プリンターの処分は粗大ごみでOK|パソコンとの違いと10kgで変わる料金

パソコンを捨てようとして「区では収集できません」と言われた経験のある方は、プリンターも同じだろうと思うかもしれません。でも、プリンターは普通に粗大ごみとして出せます。同じパソコン周りの機器でも、根拠になる法律が違うからです。

この記事では、その違いと、見落としがちな「10kgで変わる手数料」、そしてインクが残っているときの選択肢まで、実際の取引データをもとに解説します。

プリンターの処分は粗大ごみでOK|パソコンとの違いと10kgで変わる料金

※写真はイメージです


まず結論:プリンターは粗大ごみ、パソコンとモニターは違います

パソコン本体とパソコン用のモニター(ディスプレイ)は、資源有効利用促進法(いわゆるパソコンリサイクル法)の対象です。自治体の粗大ごみでは受け付けてもらえず、メーカーが回収するしくみになっています。杉並区も「パソコン」を「区では収集できません」としています。

一方で、プリンター・スキャナーなどの周辺機器はこの法律の対象外です(パソコン3R推進協会もプリンター・スキャナー・周辺機器を「対象とならないもの」としています)。だからプリンターは、お住まいの自治体に申し込めば粗大ごみとして回収してもらえます。

  • プリンター・複合機:粗大ごみでOK
  • スキャナー(単体):粗大ごみでOK
  • パソコン本体・ノートパソコン:区では収集できません(メーカー回収)
  • パソコン用モニター:同じくメーカー回収(詳しくは「モニターの処分方法」)
  • キーボード:不燃ごみ(杉並区の例)

つまりパソコン一式をまとめて手放すときでも、プリンターだけは別ルートになるということです。まとめてメーカーに送れるわけではありません。


手数料は「10kg」で分かれます

ここが見落とされやすいところです。品目別の金額を公開している杉並区の場合、プリンターの手数料は重さで二つに分かれます

  • 10kg未満:400円
  • 10kg以上:900円
  • 業務用プリンター:家庭ごみの対象外。販売店や専門業者に相談してください

目安として、家庭用のインクジェットプリンターはおおむね5〜8kgで、400円の区分に収まることが多いです。一方で、コピー機能付きの大型複合機やレーザープリンターは10kgを超えることがあります。

重さは本体背面のラベルか、型番でメーカーの仕様を検索すれば分かります。金額は自治体ごとに違うので、申し込む前に品目一覧を確認してください。手順は「申し込み → 金額の確定 → 処理券を購入 → 指定日に出す」の順です。地域別の詳しい出し方は「世田谷区の不用品ガイド」「杉並区の不用品ガイド」をご覧ください。

なお、小型家電リサイクルの回収ボックスに入れられることもありますが、投入口のサイズ上、家庭用プリンターは入らないのが一般的です。拠点での持ち込み回収を受け付けている場合もあるので、自治体の案内を確認してみてください。


捨てる前に:インクが残っているなら

 ご近所さんと対面でプリンターを受け渡すイメージ。重くて壊れやすいが送料も梱包も不要

※写真はイメージです

プリンターを手放すとき、本体よりもインクのほうがもったいないということがあります。純正インクは1本で数千円するものもあり、未開封の予備が残っている家庭は少なくありません。

実際、地域のフリマアプリ「キャロット」で成立したプリンターの取引を調べると、出品タイトルでインクに触れているものは、0円(譲ります)になる割合が明らかに低いという結果が出ています(2024年8月〜2026年7月の2年間)。

  • インクに触れている出品:0円になったのは約1割半
  • 触れていない出品:0円になったのは約2割半

価格そのものが大きく上がるわけではありません。変わるのは「値が付くかどうか」のほうです。買う側にとっては、本体代とは別にインク代がかかる前提なので、残っているかどうかは大きな判断材料になります。

参考までに、同じ期間の取引相場は次のとおりです。

  • プリンター(一般):0円は約2割半。有償の場合は中央値で約1,900円、上位は5,000円前後
  • 複合機:0円は約2割弱。有償の場合は中央値で約2,300円
  • ラベルライター(テプラ等):この期間はすべて有償で成立。中央値で約1,200円

粗大ごみに出すと400円の支出ですから、まだ印刷できるなら、ご近所で手放す選択肢は検討する価値があります。


中古のプリンターを探す人は、どこを見ているか

実際の取引を見ると、買う側の関心はかなりはっきりしています。

  • 本当に印刷できるのか:プリンターは使わない期間が長いとヘッドが詰まる機器です。「直前に印刷して確認済み」は強い安心材料になります
  • インクが今も手に入る型番か:本体が古すぎると純正インクが店頭から消えています。型番を書いておけば、買う側が自分で調べられます
  • 大きさ:これが意外な落とし穴です。実際の取引でも「予想以上に大きくてビックリしました」という声がありました。幅・奥行き・高さを書いておくと、相手が車で来るかどうか判断できます
  • 購入のきっかけは「急に必要になった」:「ちょうどプリンターの調子が悪くお手頃な値段の物を探していた」という声のとおり、壊れて困っている人が探しています。早く渡せること自体が価値になります

逆に、自分で使ったことがないもらい物のプリンターは、状態を説明できず難しいこともあります。その場合は「未確認」「ジャンク扱い」と正直に書いて0円や安価で出すのが、結局いちばんトラブルがありません。実際、そうした出品も引き取り手が見つかっています。


実際にプリンターを手放した人・受け取った人の声

ご近所さんと対面でプリンターを受け渡すイメージ。重くて壊れやすいが送料も梱包も不要

※写真はイメージです

キャロットでプリンターを取引した方の声を紹介します(一部、読みやすさのために整えています)。

予想以上に大きくてビックリしましたが、格安でお譲りいただきありがとうございます。インクがたくさんあり、とても助かります。 ── 埼玉県で大型プリンターを購入した買い手の方
ちょうどプリンターの調子が悪く、お手頃な値段の物を探していましたのですごく助かりました! ── 神奈川県でプリンターを購入した買い手の方
お試しにと無料で譲って下さり、ありがとうございました。娘がコンビニで写真を現像していたので、自宅でできると喜んでおります。 ── 世田谷区でフォトプリンターを譲り受けた買い手の方

プリンターは重くて壊れやすく、宅配で送るには梱包も送料も負担になります。一方でご近所の対面取引なら、相手が車で取りに来てくれます。インクや予備の用紙を一緒に渡せるのも、対面ならではです。

いまご近所でどんな家電が出品されているかは、例えば世田谷区の中古家電一覧のように、アプリを入れなくてもWebで見られます。


出品前にやっておきたい4つのこと

  • テスト印刷をしてから出す:ノズル詰まりはプリンターでもっとも多いトラブルです。カラーと白黒を実際に印刷し、その紙を写真に撮って載せるのがもっとも確実です
  • 型番を必ず書く:プリンターは型番で対応インクが決まります。型番がないと、買う側はインク代を見積もれません
  • インクの残量と予備の有無を明記:予備インクがあるなら大きなアピールです。未開封なら本数も書きましょう
  • サイズと重さを書く:受け渡しの手段を相手が判断できます。重さは粗大ごみの金額区分(前述)を調べるときにも使えます

なお、手放す前にプリンター本体に保存されたWi-Fi設定やアドレス帳の消去を忘れないでください。FAX機能付きの複合機は、送信履歴や登録番号が本体に残っていることがあります。多くの機種は設定メニューから初期化できます。これは粗大ごみに出す場合も同じです。


よくある質問

Q. プリンターはパソコンと一緒にメーカーに送れますか?

送れません。パソコンリサイクルの対象はパソコン本体とパソコン用ディスプレイで、プリンター・スキャナーなどの周辺機器は対象外です。プリンターは自治体の粗大ごみとして出してください。

Q. インクカートリッジはつけたままでいいですか?

粗大ごみに出す場合は、インクを抜いてから出すよう案内している自治体もあります。抜いたインクカートリッジは、家電量販店や郵便局に回収ボックスが置かれていることがあります。逆に売る・譲る場合は、インクをつけたままのほうが喜ばれます。

Q. 何年前のモデルまで売れますか?

年式よりも「対応インクが今も売っているか」のほうが重要です。純正インクが廃番になっているモデルは、本体が動いても使い続けられません。型番を検索してインクの販売状況を確かめておくと、出品文に書ける情報が増えます。

Q. 壊れているプリンターも出品できますか?

「ジャンク」「動作一部不明」と明記すれば出品できます。実際、そうした出品も取引が成立しています(部品取りや修理目的で探している人もいます)。ただし状態をあいまいにしないこと。何ができて何ができないのかを書けば、受け取ったあとのすれ違いを防げます。

Q. 大型の複合機でも粗大ごみで出せますか?

家庭用なら出せます。ただし10kgを超えると手数料が上がる場合があります(杉並区の例では400円→900円)。また業務用の大型機は家庭ごみの対象外ですので、販売店や専門業者に相談してください。


📌 まとめ

プリンターはパソコンリサイクル法の対象外なので、自治体の粗大ごみとして出せます。パソコン本体やモニターとはルートが別なので、一式をまとめて処分するときは注意してください。手数料は10kgを境に変わることがあり、家庭用のインクジェットなら多くは安いほうの区分です。

そして、まだ印刷できるのなら、捨てる前に一度考えてみてください。とくにインクが残っているなら、それを書くだけで引き取り手の見つかりやすさが変わります。プリンターは壊れて困っている人がいつでもいる、需要の途切れないカテゴリです。

キャロットは地域のご近所さんと直接取引できるフリマアプリです。アプリから3分で出品できます🥕