季節家電は「使う直前」に手放すと売れる|8品目3,510件のキャロット調査

こんにちは!キャロット運営チームです🥕
片付けようと思うのは、たいていシーズンが終わった直後です。扇風機をしまうのは秋、こたつを片付けるのは春。「使わなくなったから手放す」というのは自然な流れに思えます。
ですが、キャロットに出品された季節家電8品目・3,510件を調べたところ、結果は逆でした。手放すなら、しまうときではなく次に使う人が探し始めるときです。

売れやすさは、同じ品物でも季節で最大16倍変わる
出品したもののうち、実際に買い手がついた割合を、シーズンの入口(冬物なら10〜1月、夏物なら5〜8月)と、シーズンが終わった後(冬物なら4〜8月、夏物なら10〜2月)で比べました。品目によって元の水準が違うので、品目ごとに「シーズン入口=100」とした指数で並べます。
8品目すべてで、シーズン後は入口を下回りました。
オイルヒーター:100 → 6
セラミック・パネルヒーター:100 → 59
こたつ:100 → 61
ストーブ・ファンヒーター:100 → 66
加湿器:100 → 79
除湿機:100 → 82
電気毛布・ホットカーペット:100 → 84
扇風機・サーキュレーター:100 → 91
差がいちばん大きいのはオイルヒーターで、シーズン後は6、およそ16分の1まで落ちます。シーズンを過ぎてから出したオイルヒーターは、ほとんど動かなくなります。
「いくらで売れるか」より「値が付くかどうか」が変わる
価格のほうはどうでしょうか。0円で出品された割合を見ると、7品目でシーズン入口のほうが低い、つまり値段を付けて出せていました。

セラミック・パネルヒーター:5.4% → 25.9%
電気毛布・ホットカーペット:6.7% → 16.7%
ストーブ・ファンヒーター:6.8% → 15.0%
加湿器:9.6% → 14.1%
扇風機・サーキュレーター:10.1% → 33.4%
オイルヒーター:17.7% → 22.2%
こたつ:29.3% → 41.4%
除湿機:6.0% → 6.3%
扇風機は10.1%から33.4%へ、セラミックヒーターは5.4%から25.9%へ。シーズンを過ぎると、3分の1から5分の1の出品が「0円でいいので引き取ってほしい」という形に変わります。
ただし除湿機だけは例外で、6.0%と6.3%でほとんど差がありませんでした。8品目のうち1つは当てはまりません。
有償で売れたときの中央値も、シーズン入口のほうが高い傾向でした(扇風機¥1,500→¥1,000、加湿器¥1,500→¥1,200、セラミックヒーター¥2,500→¥1,700)。ただしオイルヒーターとこたつは前後とも同じ中央値で、変わるのは「いくらで売れるか」よりも「そもそも値が付くかどうか」のほうです。
夏物と冬物で、時期がちょうど逆になる

月ごとに見ると、季節そのものが効いていることがはっきりします。扇風機・サーキュレーターの0円率は、6月に5.8%まで下がり、10月には42.7%まで跳ね上がります。一方でストーブ・ファンヒーターは11月から1月にかけて4〜6%まで下がり、初夏の5月に22.0%と最も高くなります。
夏物と冬物で、谷と山の位置が入れ替わる。どちらか一方だけなら「たまたま」で説明できますが、正反対の動きが同時に出ているので、季節が効いていると考えるのが自然です。
いま手放すべきもの、待ったほうがいいもの
いま(8〜9月)手放すなら
扇風機・サーキュレーター … 9月まではまだ0円率が10.2%。10月に入ると42.7%まで上がります
除湿機 … 有償で売れたときの中央値¥4,050は8品目で最も高い金額です
10月まで待ったほうがいいもの
こたつ、オイルヒーター、ストーブ・ファンヒーター、電気毛布・ホットカーペット、加湿器
夏のあいだにこたつを出すと、47.6%(8月)が0円になります。あと2ヶ月しまっておくだけで、値が付く確率が変わります。
捨てるといくら、売るといくら
杉並区の粗大ごみ手数料と並べてみます(2026年8月時点・杉並区公式サイト)。
除湿機:捨てると400円 / 売れると¥4,050
オイルヒーター:捨てると900円 / 売れると¥3,500
セラミック・パネルヒーター:捨てると900円 / 売れると¥2,500
ストーブ・ファンヒーター:捨てると400円 / 売れると¥2,300
こたつ:捨てると400〜1,300円(サイズによる) / 売れると¥2,000
電気毛布・ホットカーペット:捨てると400〜900円 / 売れると¥2,000
扇風機:捨てると400円 / 売れると¥1,500
加湿器:捨てると400円 / 売れると¥1,500
ただし、扇風機と加湿器は最大辺が30cm以下なら不燃ごみとして無料で出せます。差額が生まれるのは大型のものだけです。
なぜ、こうなるのか
理由はシンプルで、買い手が「これから使うもの」を探しているからです。実際、2026年8月にホットカーペットを買った方は、受け取ったあとにこう書いています。
暑い中、お譲りいただきありがとうございました。寒くなったら大切に使わせていただきます。(杉並区・買い手/2026年8月・1,000円で取引)
真夏にホットカーペットを買う人が、実際にいます。次のシーズンに備えて先に手当てしておく買い手です。逆に言えば、寒くなってから慌てて出品しても、そういう人はもう買い終わっています。
夏物も同じです。
かなりきれいな状態で譲っていただけました。うちの扇風機がかなり古いので助かります。(世田谷区・買い手/2026年8月・0円で取引)
お暑い中、家の近くまで来ていただいて助かりました。(神奈川県・売り手/2026年8月・0円で取引)
ご近所での受け渡しなら送料がかからないので、大きくて重い季節家電こそ動きやすいという事情もあります。
品目別の処分方法はこちら
オイルヒーターの処分は9〜12月がいちばん得/布団の処分/引越しの不用品処分/掃除機の処分
この調査について
対象:2024年8月1日〜2026年7月31日の2年間に、日本国内でキャロットに出品された季節家電8品目(オイルヒーター/こたつ/ストーブ・ファンヒーター/セラミック・パネルヒーター/電気毛布・ホットカーペット/加湿器/扇風機・サーキュレーター/除湿機)。アンケートやサンプル抽出ではなく、実際の出品データを集計しています
「シーズン入口」は冬物が10〜1月・夏物が5〜8月、「シーズン後」は冬物が4〜8月・夏物が10〜2月
比較に使ったのは、この区分に当たる月に出された3,510件です。8品目すべてで同じ向きの差が出ており、夏物と冬物で時期が逆になることも確認しています
売れやすさ=出品のうち買い手が決まった割合。品目ごとに水準が違うため、「シーズン入口=100」とした指数で示しています。季節による差だけを見るための数値です
0円率=出品するときに付けた価格が0円だった割合です。売れた価格ではありません。シーズンを過ぎてから出す人は「処分したい」という気持ちが強く、はじめから0円で出す傾向があります。そのため0円率の差には、季節の影響と出す人の事情の両方が含まれます。一方、売れやすさは買い手が実際に動いたかどうかを表すので、季節の影響として読めます。なお中央値は、0円を除いた有償の出品だけで計算しています
この記事は「出品したらどうなるか」を見るため、出品を基準に集計しています。品目別の処分記事は売れた取引を基準にしているため、同じ品目でも数値が異なります
粗大ごみ手数料は杉並区公式サイト(2026年8月時点)。他の自治体では金額が異なります
体験談は取引後のレビューから引用し、個人が特定されないよう表記を調整しています