メインコンテンツにスキップ

タンスの処分は3辺の合計で決まる【解体しても安くなりません】

タンスの処分は3辺の合計で決まる|解体しても安くならない理由

タンスを粗大ごみに出すとき、手数料は高さ・幅・奥行きの合計で5段階に分かれます(杉並区の例)。400円から3,200円まで、8倍の開きがあります。

ここで見落とされがちなのが、解体しても金額は安くならないという点です。この記事では料金の仕組みと、同じ「タンス」でも手放したときの結果が大きく違う理由を解説します。

 寝室に置かれた木製のタンス。粗大ごみの手数料は3辺の合計で決まる

※写真はイメージです


料金は3辺の合計で5段階

品目別の金額を公開している杉並区の場合、タンスの粗大ごみ手数料は高さ、幅、奥行きを足した合計サイズで決まります。

  • 180cm未満:400円
  • 180cm以上225cm未満:900円
  • 225cm以上315cm未満:1,300円
  • 315cm以上405cm未満:2,300円
  • 405cm以上:3,200円。このサイズはインターネット受付では申し込めません

例えば高さ120cm・幅90cm・奥行き45cmのチェストなら、合計は255cmで1,300円の区分。高さ180cmの洋服ダンスで幅100cm・奥行き60cmなら合計340cmで2,300円になります。メジャーで測ってから申し込むのが確実です。


解体しても、料金は安くなりません

ここがもっとも誤解されやすい部分です。杉並区は「解体した物でも解体前の大きさが基準」と明記しています。世田谷区も同じく「手数料は原則として解体前の大きさで決まり、解体しても変わりません」と案内しています。

つまり、安くする目的でタンスを分解する意味はありません。半日かけて分解しても、支払う金額は一円も変わりません。

ただし、別の理由で解体が必要になることはあります。杉並区は最大辺が220cmを超える場合は切断・解体が必要としています。これは料金を下げるためではなく、収集車に積めるサイズにするためです。切断や解体ができない場合は、管轄の清掃事務所に相談することになります。

手順は「申し込み → 金額の確定 → 処理券を購入 → 指定日に出す」の順です。地域別の詳しい出し方は「世田谷区の不用品ガイド」「杉並区の不用品ガイド」をご覧ください。家具全般の手放し方は「家具を売る方法まとめ」でも解説しています。


同じ「タンス」でも、結果は大きく違います

 チェストの引き出しを開けて中を確認する様子。受け渡し前に中身を空にする

※写真はイメージです

地域のフリマアプリ「キャロット」で成立した取引を見ると、タンス類の中でも種類によって状況がかなり違います(2024年8月〜2026年7月の2年間)。

  • チェスト:このカテゴリでもっとも取引が多いタイプです。0円(譲ります)は約4割。有償の場合は中央値で約1,000円、上位は4,000円前後
  • その他のタンス:0円は約3割半。有償の場合は中央値で約1,500円
  • 婚礼タンス・大型の整理タンス:この2年間で取引がほとんど成立していません。成立したわずかな例もすべて0円でした

正直に書きます。婚礼タンスや大型の和タンスは、ご近所でも引き取り手が見つかりにくいのが実情です。理由はいくつか考えられます。

  • 現代の住宅に入りにくい:幅も高さもあるため、間取りに合わないことが多い
  • 和室が減っている:和家具を置く前提の部屋そのものが減っています
  • 搬入が難しい:受け取る側も、廊下や階段を通せるかを心配します

もし手元のタンスがこのタイプなら、粗大ごみが現実的な選択肢です。無理に出品して引き取り手を待ち続けるより、早めに申し込んだほうが楽なこともあります。


それでも、思い入れのあるタンスを手放すなら

タンスは、他の家具と少し違うところがあります。結婚のときに親が用意してくれたもの、長年使ってきたもの。「壊れていないのに捨てる」ことに抵抗があるという声は少なくありません。

実際の取引に、こんな声がありました。天然木の無垢材チェストを0円で譲った方のものです。

実は、私が結婚した時に持って行った家具で、広島の家具屋さんで作ってもらいました。思い出深く長く使っていてもあまり傷まず、重宝しました。使っていただけたら、とても嬉しいです! ── 天然木の7段チェストを0円で譲った売り手の方

この方は価格をつけずに出しています。値段をつけないことで、引き取り手が見つかることはあります。大型のタンスでも、デザインが気に入った人や、広い部屋に住んでいる人なら手を挙げる可能性があります。

ただし期待値は正直に伝えておきます。大型のタンスは、出品してもすぐには決まらないことが多いです。引越しの日が決まっているなら、出品と平行して粗大ごみの予約も取っておくと安心です。


チェストを手放すなら、やることは少ない

一方で、チェストはこのカテゴリでもっとも取引が多いタイプです。子ども用の衣類チェスト、リビングに置く低めのもの、カラーボックス的なものなど、探している人が常にいます。

実際の取引から、受け渡しをスムーズにするコツが見えてきます。

  • 引き出しに番号を振る:引き出しを抜いて運ぶ場合、戻す順番が分からなくなります。実際に番号を振って渡した方が感謝されていました
  • 3辺の寸法を必ず書く:買う側は置き場所に入るかを見ています。これは粗大ごみの金額区分を調べるときにも使えます
  • 分解できるかを書く:廊下や階段を通せるかどうかは、受け渡しの成否に直結します
  • 中身を完全に空にする:きれいに見えても、奥に小物が残っていることがあります

チェストは大人2人いれば運べるサイズが多いのも、取引が成立しやすい理由です。宅配で送れば送料だけで数千円になるものが、ご近所なら相手が車で取りに来てくれます。


実際に手放した人・受け取った人の声

ご近所さんと対面でチェストを受け渡すイメージ。大人2人で運べるサイズなら取引が成立しやすい

※写真はイメージです

キャロットでチェストやタンスを取引した方の声を紹介します(一部、読みやすさのために整えています)。

ご丁寧に各引き出しに番号も振って頂いたり、搬出も手伝ってくださり、ありがとうございました。かわいいタンスで、子どもも喜んでおりました。 ── チェストを3,000円で購入した買い手の方
立派なチェスト、ありがとうございました。それを置くために、周辺の片付けものが一気にできました。 ── 天然木のチェストを譲り受けた買い手の方
初めてのお取引で至らない事もあったかと思います。お譲り頂いた物もとても綺麗な状態でした。大切に使わせていただきます。 ── 子ども用の衣類チェストを購入した買い手の方

1件目の「各引き出しに番号を振る」は、タンスならではの気遣いです。引き出しを抜いて運べば本体はかなり軽くなりますが、戻すときに順番が分からなくなる。ひと手間で相手が助かります。

いまご近所でどんな家具が出品されているかは、例えば世田谷区の中古家具・インテリア一覧のように、アプリを入れなくてもWebで見られます。


よくある質問

Q. 解体すれば安くなりますか?

なりません。杉並区は「解体した物でも解体前の大きさが基準」と明記しています。世田谷区も同様です。安くする目的で分解する意味はありません。ただし最大辺が220cmを超える場合は、収集のために切断・解体が必要になります。

Q. 婚礼タンスは売れますか?

正直に申し上げると、ご近所でも引き取り手が見つかりにくいのが実情です。キャロットでもこの2年間で取引はほとんど成立していません。ただし0円で出せば可能性はあります。引越しの日が迫っているなら、粗大ごみと並行で進めるのが安全です。

Q. チェストとタンスで料金は違いますか?

杉並区ではどちらも同じ基準で、3辺の合計サイズで決まります。名前ではなく大きさで判断されるので、まずメジャーで測ってください。

Q. 引き出しだけ別に出せますか?

本体と一体のものとして扱われるのが基本です。引き出しだけを別に出しても、本体の料金は解体前の大きさで決まります。迷った場合は申し込み時に確認してください。

Q. 傷があるチェストでも出品できますか?

できます。家具は多少の使用感が前提で見られています。ただし引き出しの滑りが悪い・底が抜けそうといった機能面の問題は必ず書いてください。見た目の傷よりも、使えるかどうかのほうが重要です。


📌 まとめ

タンスの粗大ごみ手数料は高さ・幅・奥行きの合計で5段階(杉並区の例で400円〜3,200円)。そして解体しても解体前の大きさが基準なので、安くする目的での分解は意味がありません。まずメジャーで測るのが最初の一歩です。

手放し方は種類で分かれます。チェストはこのカテゴリでもっとも取引が多い一方、婚礼タンスや大型の和タンスは引き取り手が見つかりにくいのが実情です。思い入れのある家具は手放しにくいものですが、0円で出すと次の使い手が見つかることもあります。引越しの日が決まっているなら、粗大ごみと並行で進めておくのが安全です。

キャロットは地域のご近所さんと直接取引できるフリマアプリです。アプリから3分で出品できます🥕