ガスコンロの処分は400円【売れば中央値4,000円・ガス種の明記が鍵】

ガスコンロを手放すとき、据置型なら粗大ごみ400円で出せます(杉並区の例)。ところが取引相場を見ると、中央値で約4,000円。家具よりも高い価格で取引されているカテゴリです。
そしてこの品目には、他では見られないほどはっきりした分かれ目があります。都市ガスかプロパンかを書いているかどうかです。この記事では、処分の区分と費用、そしてその分かれ目について解説します。

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まず区分:コンロはタイプで出し方が変わります
同じ「コンロ」でも、自治体の品目としては別々に扱われます。品目別の金額を公開している杉並区の場合は次のとおりです。
- 据置型のガスコンロ(ガステーブル):「ガス・レンジテーブル」という品目で粗大ごみ400円。1口・2口・3口のいずれも含みます
- ビルトイン型:同じく粗大ごみですが、インターネット受付では申し込めず、電話での申し込みになります
- 卓上コンロ・カセットコンロ:不燃ごみ。申し込みも手数料も不要です
- IHクッキングヒーター(電磁調理器):最大辺30cmを超えれば粗大ごみ、30cm以下なら不燃ごみ
- ガスオーブンレンジ:粗大ごみ(ガステーブルとは別品目)
- プロパンガスボンベ・ガスシリンダー:区では収集できません。販売店やガス事業者に相談してください
注意したいのは、杉並区が「取り外しに業者が必要なもの、業務用は対象外」としている点です。据置型はコンセントを抜いてガスホースを外せば自分で動かせますが、ビルトイン型は天板に組み込まれているので工事が必要になります。
粗大ごみの手順は「申し込み → 金額の確定 → 処理券を購入 → 指定日に出す」の順です。世田谷区も公式に「有料粗大ごみ処理券を購入する前に、必ず粗大ごみの収集をお申込みください」と案内しています。地域別の詳しい出し方は「世田谷区の不用品ガイド」「杉並区の不用品ガイド」をご覧ください。
ガスコンロは、家具より高く取引されています
地域のフリマアプリ「キャロット」で成立した取引を見ると、ガスコンロはこのサイズの家電としてはかなり高い価格帯にいます(2024年8月〜2026年7月の2年間)。
- ガスコンロ(据置型):0円(譲ります)は約2割半。有償の場合は中央値で約4,000円、上位は1万円前後
- IHクッキングヒーター:0円は約2割。有償の場合は中央値で約1,700円
- カセットコンロ・卓上コンロ:0円は約3割。有償の場合は中央値で約1,000円
据置型のガスコンロはIHの2倍以上、カセットコンロの4倍前後です。新品なら1万円台から、多機能なものは数万円するためです。引越しや建替で手放す人がいる一方、買う側にも常に需要があるカテゴリです。
粗大ごみなら400円の支出。一方で売れば数千円の収入。この差は、これまで見てきた品目の中でも大きい部類です。
都市ガスかプロパンかを書くと、0 円になる確率が4分の1に

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ここがこの記事でいちばん伝えたい部分です。同じ期間の取引を、出品タイトルにガスの種類(都市ガス・プロパン・LPなど)を書いているかどうかで分けると、はっきりした差が出ました。
- ガス種を書いている出品:0円になったのは約1割弱。有償の場合は中央値で約5,000円
- 書いていない出品:0円になったのは約3割。有償の場合は中央値で約3,500円
これまでの品目でも「サイズを書く」「インクに触れる」といった差はありましたが、ガスコンロの差はそれらを上回ります。そしてこの品目だけは、理由がはっきりしています。
ガスコンロは都市ガス用とプロパンガス(LPガス)用で互換性がありません。ガスの種類が違えば、どんなに状態がよくてもその家では使えません。だから買う側は、ガス種が書いていない出品には手を出しにくい。問い合わせる手間をかけるより、書いてある出品を選ぶのが自然です。
ガス種は本体の銘板(シール)や取扱説明書に必ず記載されています。都市ガスなら「都市ガス用」「12A・13A」、プロパンなら「LPガス用」「プロパンガス用」と書かれています。この一行をタイトルに入れるだけで、結果が変わります。