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電子ピアノの処分は粗大ごみでOK【ピアノとの違い・重さで変わる料金】

電子ピアノの処分は粗大ごみでOK|ピアノとの違いと重さで変わる料金

ピアノを処分しようとして「区では収集できません」と言われた経験があると、電子ピアノも同じだろうと思うかもしれません。でも実際は違います。電子ピアノは、70kg以下なら自治体の粗大ごみとして出せます

この記事では、ピアノとの違いと、重さで5段階に分かれる料金、見落とされがちな「椅子は別品目」という落とし穴、そして実際の取引相場まで解説します。

リビングに置かれた電子ピアノと椅子。椅子は粗大ごみでは別品目になる

※写真はイメージです


ピアノと電子ピアノは、扱いがまったく違います

アコースティックピアノ(いわゆる普通のピアノ)は、自治体では回収してもらえません。杉並区も「区では収集できません」とし、専門業者への依頼を案内しています。重量が200kgを超えることもあり、搬出には専門的な技術が必要だからです。

一方で、電子ピアノは事情が違います。品目別の金額を公開している杉並区では、「オルガン・エレクトーン・電子ピアノ(70kg以下)」という品目で粗大ごみとして受け付けています

  • ピアノ(アコースティック):区では収集できません。専門業者へ依頼します
  • 電子ピアノ・エレクトーン・オルガン(70kg以下):粗大ごみでOK
  • 70kgを超えるもの:購入店かメーカーに問い合わせます
  • 椅子:本体とは別品目です(後述)

同じ「ピアノ」という名前でも、手続きも費用もまったく別物です。手放す前に、まず自分のものがどちらなのかを確認してください。


料金は重さで5段階に分かれます

ここがこの品目の特徴です。杉並区の場合、電子ピアノの粗大ごみ手数料は重量で5段階に分かれています。

  • 10kg以下:400円
  • 10kg超〜20kg以下:900円
  • 20kg超〜30kg以下:1,300円
  • 30kg超〜50kg以下:2,300円
  • 50kg超〜70kg以下:3,200円

目安として、卓上に置くタイプのキーボードや小型の電子ピアノは10kg前後、スタンド一体型の据置モデルは30〜50kgになることが多いです。同じ「電子ピアノ」でも、400円と2,300円では大きな差があります。本体の背面や取扱説明書で重量を確認してから申し込みましょう。

そしてもう一つ、忘れやすいのが椅子です。杉並区では「椅子は対象品目に含まれないため、別途『椅子』での申し込みが必要」と明記されています。セットで買ったものでも、まとめて1件では申し込めません。

手順は「申し込み → 金額の確定 → 処理券を購入 → 指定日に出す」の順です。世田谷区も公式に「有料粗大ごみ処理券を購入する前に、必ず粗大ごみの収集をお申込みください」と案内しています。地域別の詳しい出し方は「世田谷区の不用品ガイド」「杉並区の不用品ガイド」をご覧ください。


ただし、電子ピアノは値が付きやすい部類です

 電子ピアノの鍵盤とペダルを確認する様子。全鍵盤の音が出るか確かめてから出品する

※写真はイメージです

粗大ごみに出せば数百円から数千円の支出になりますが、まだ音が出るなら考え直す価値があります。地域のフリマアプリ「キャロット」で成立した電子ピアノ・エレクトーンの取引を見ると、0円(譲ります)は約2割。有償の場合は中央値で約3,000円でした(2024年8月〜2026年7月の2年間)。

注目したいのは上位の伸びです。有償で成立した取引の上位4分の1は8,800円前後、さらに上位1割は14,000円前後まで届いています。実際、88鍵のRoland製が28,000円で取引された例もありました。

つまり「2,300円払って捨てる」か「10,000円前後で引き取ってもらう」かで、1万円以上の差がつくこともあるということです。もちろんすべてが高く売れるわけではありませんが、状態のよい据置モデルなら検討する価値は十分あります。


中古の電子ピアノを、どんな人が探しているのか

実際の取引を見ると、買う側の目的はかなりはっきりしています。

  • 子どもに習わせたい:続くかどうか分からないうちに新品を買うのは大きな決断です。まず中古で始めたいという層がいます
  • 孫のために:「孫に買いましたが、とても楽しんでいました。私も孫と一緒に練習します」という声が届いています
  • 大人が趣味で始めたい:ヘッドホンを使えば時間を気にせず弾けるので、集合住宅でも始めやすい楽器です
  • 特定のスペックを探している:88鍵か、ハンマーアクション(本物のピアノに近い重いタッチ)か。目的がはっきりしている人ほど、条件を絞って探しています

手放す側の声にも、その気持ちが表れていました。「子供達が音楽を好きになってくれますようにと願っています。色んな音色が出るから、様々なジャンルの音楽に触れて楽しんでくれたらいいなと思いました」。次に使う人が見えるのは、対面取引ならではです

だから出品文には、鍵盤数(61鍵・76鍵・88鍵)・タッチの種類・ペダルの有無・椅子が付くかどうか・重量を書いておくと、探している人に届きやすくなります。


実際に電子ピアノを手放した人・受け取った人の声

電子ピアノを2人で車まで運ぶ様子。据置モデルは30kgを超えることもあり受け渡しに人手が要る

※写真はイメージです

キャロットで電子ピアノを取引した方の声を紹介します(一部、読みやすさのために整えています)。

素敵なピアノを譲っていただきありがとうございました。娘がとても気に入ったようで、抱きしめていました。車に乗せるのもお手伝いしていただきありがとうございます。 ── 電子ピアノを購入した買い手の方
子供達が音楽を好きになってくれますようにと願っています。色んな音色が出るから、様々なジャンルの音楽に触れて楽しんでくれたらいいなと思いました。 ── 電子ピアノを10,000円で売った売り手の方
欲しいなと思っていたところに偶然見つけた商品でしたが、連絡も早く、その日のうちにスムーズに受け渡しとなりました。キレイな商品で未使用に近く、いいお取引ができたと思います。 ── 88鍵の電子ピアノを28,000円で購入した買い手の方

1件目に「車に乗せるのもお手伝いしていただき」とあるとおり、電子ピアノは受け渡しに人手が要る商品です。据置モデルなら30kgを超えることも珍しくありません。ご近所の対面取引なら、相手が車で来て、二人で運び出せます。宅配で送ろうとすれば梱包も送料も大変です。

いまご近所でどんなものが出品されているかは、例えば世田谷区の中古品一覧のように、アプリを入れなくてもWebで見られます。


出品前にやっておきたい5つのこと

  • 全部の鍵盤を鳴らして確かめる:1つでも音が出ない鍵盤があれば必ず書いてください。受け取ってから気づくと、いちばんもめる部分です
  • 鍵盤数とタッチを明記:61鍵か88鍵か、ハンマーアクションかどうか。買う側がもっとも気にする条件です
  • ペダルと椅子の有無を書く:ペダルは後から単体で買うと高くつきます。椅子が付くなら大きなアピールです
  • 重量とサイズを書く:相手が車の手配や人手を判断できます。粗大ごみの金額区分(前述)を調べるときにも使えます
  • 電源アダプターを確認:純正アダプターがないと使えない機種があります。あるかないかで買う側の判断が変わります

スタンド一体型の場合は、分解できるかどうかも書いておくと親切です。廊下や階段を通せるかどうかは、受け渡しの成否に直結します。


よくある質問

Q. ピアノと電子ピアノで、なぜ扱いが違うのですか?

アコースティックピアノは重量が200kgを超えることもあり、搬出に専門的な技術が必要です。そのため自治体では収集せず、専門業者に依頼することになります。一方で電子ピアノは70kg以下なら粗大ごみとして受け付けている自治体があります(杉並区の例)。区分は地域で違うので、お住まいの自治体の品目一覧を確認してください。

Q. 椅子も一緒に出せますか?

杉並区では椅子は別品目で、別途申し込みが必要です。セットで購入したものでも、まとめて1件では出せません。申し込むときに忘れずに追加してください。

Q. 何年前のモデルまで売れますか?

電子ピアノは構造が単純で壊れにくく、古くても音が出れば需要があります。ただし鍵盤のタッチと音源の世代で価値が変わります。ハンマーアクション搭載の88鍵モデルは、年式が古めでも探している人がいます。逆に鍵盤数が少ない入門機は、価格が下がりやすい傾向です。

Q. 音が出ない鍵盤があっても出品できますか?

「◯番目の鍵盤が鳴りません」と具体的に書けば出品できます。修理前提や部品取りで探している人もいます。ただしあいまいにしないこと。楽器は演奏して初めて分かる不具合があるので、先に書いてあればトラブルになりません。

Q. エレクトーンやキーボードも同じ扱いですか?

杉並区では「オルガン・エレクトーン・電子ピアノ(70kg以下)」として同じ品目にまとめられています。料金も同じく重量で決まります。卓上型のキーボードなら10kg以下に収まることが多く、400円の区分になります。


📌 まとめ

ピアノは自治体で収集できませんが、電子ピアノは70kg以下なら粗大ごみに出せます(杉並区の例)。料金は重さで5段階に分かれ、10kg以下の400円から50〜70kgの3,200円まで開きがあります。椅子は別品目なので、申し込みを忘れないでください。

ただし、まだ音が出るなら手放し方を考え直す価値があります。取引の中央値は約3,000円ですが、上位は1万円を超え、88鍵モデルが28,000円で成立した例もあります。捨てれば2,300円払う据置モデルが、1万円で次の人に渡ることもあるということです。子どもや孫に習わせたい人が、いつでも探しているカテゴリです。

キャロットは地域のご近所さんと直接取引できるフリマアプリです。アプリから3分で出品できます🥕