藤沢市の保育園はどのクラスが入りにくいのか|令和8年4月、1歳児クラスは9割が満員
保育園を探すとき、いちばん知りたいのは「うちの子は入れるのか」です。
藤沢市が公表しているのは、園ごとの申込人数と、入所審査が終わった時点の空き状況です。令和8年4月の一次審査の資料を読むと、クラスによって状況がまるで違うことが見えてきます。
1歳児クラスは、ほぼ埋まる
0歳児から5歳児までのクラスがそろっている認可保育所84園について、一次審査が終わった時点の状況を数えると、こうなりました。
0歳児 ── ○ 空きあり 33園(39.3%) / - 空きなし 43園 / ※ 受け入れ制約あり 8園
1歳児 ── ○ 空きあり 1園(1.2%) / - 空きなし 77園(91.7%) / ※ 受け入れ制約あり 6園
2歳児 ── ○ 空きあり 4園(4.8%) / - 空きなし 73園 / ※ 受け入れ制約あり 7園
3歳児 ── ○ 空きあり 15園(17.9%) / - 空きなし 64園 / ※ 受け入れ制約あり 5園
4歳児 ── ○ 空きあり 24園(28.6%) / - 空きなし 58園 / ※ 受け入れ制約あり 2園
5歳児 ── ○ 空きあり 31園(36.9%) / - 空きなし 49園 / ※ 受け入れ制約あり 4園
集計対象84園の1歳児クラスでは、○の表示は1園、「-」は77園、「※」は6園でした。※は定員の上では空きがあるものの、今回の一次審査では施設の都合により定員まで受け入れられなかったクラスです。二次審査以降の受け入れ状況は変わる可能性があるため、最新の資料で確認してください。2歳児もほぼ同じ並びになっています。
一方で0歳児クラスは、4割近くの園に空きが残っています。5歳児も同じくらいです。
なお、この84園は0〜5歳のすべてのクラスがある認可保育所に限った集計です。小規模保育や家庭的保育など、0〜2歳だけの施設は含みません。市内の全保育施設を対象にした数字ではない点に注意してください。
希望は1歳児に集まっている
同じ時期に公表された申込状況の表からも、同じ傾向が読み取れます。0〜5歳の数値がそろう86行を足し合わせると、こうなります。
0歳児クラス:1,979件
1歳児クラス:4,280件
2歳児クラス:1,767件
1歳児クラスへの申込は、0歳児クラスの2.16倍でした。0歳から2歳までの3クラスだけで、申込全体の8割を占めます。
つまり藤沢市では、希望が1歳児クラスに2倍集まっているのに、席が残っているのは0歳児クラスのほう、という状態になっています。
ただし、この86行と、前の84園は集計の対象が違います。申込状況の表には「善行保育園・善行乳児保育園」のように2園をまとめた行があり、空き状況の表ではそれぞれ別の行になっています。また、0〜5歳の数値がそろわない施設は、この合計から外れています。市全体の申込件数でもなければ、84園と同じ範囲の件数でもない、という前提で見てください。
なぜ1歳児クラスだけ席がないのか
これは藤沢市に限った話ではなく、保育所の定員の作りによるものです。

1歳児クラスの定員は0歳児クラスより多いのが一般的です。ただ、その多くは0歳児クラスからそのまま上がってくる子で埋まります。新しく申し込める枠は、その差にあたる部分だけ、というのがいちばん単純な考え方です。
実際には、進級する子の人数、年度途中の退園や転園、園の受け入れ体制によっても変わります。定員の差はあくまで目安として見てください。
0歳児クラスのほうに空きが残りやすいのは、この構造によります。育児休業を1年取って4月に1歳児クラスへ、というのはいちばん自然な流れですが、同時にいちばん混む道でもあります。0歳児クラスからの入園を視野に入れるかどうかは、復帰時期や家庭の事情と合わせてご自身で判断する部分ですが、この差は知っておいて損はありません。
この数字の読み方
そのまま受け取ると誤解しやすい点が3つあります。
ひとつめは、申込人数は倍率ではないということ。藤沢市では複数の園を希望できるので、ひとりの申込みが複数の園でカウントされます。園どうしの人気を比べる目安にはなりますが、「何倍の競争率」という意味ではありません。
ふたつめは、空き状況の記号です。3種類あり、それぞれ意味が違います。

見落としやすいのが「※」です。定員の上では空きがあるものの、保育施設の都合により、今回の審査では定員まで受け入れられなかったクラスを指します。市の資料はここまでしか書いていないので、具体的な理由までは分かりません。
申し込む側から見ると、今回については空きがないのと同じ扱いになりますが、次回の審査でどうなるかは別です。最新の空き状況で確認してください。上の表では「※」を「-」とは分けて数えています。
みっつめは、これが一次審査の時点だという点です。二次審査や年度途中の入所では、退園や内定辞退で状況が変わります。空き状況は毎月更新されているので、申し込む前に最新のものを確認してください。
藤沢市が公表しているもの
近隣の自治体と比べると、公表しているものがかなり違います。園ごとの内定指数を出している自治体もあれば、入所した子の指数分布を出している自治体もあります。
藤沢市が入所結果のページで公表しているのは、園ごとの申込状況と空き状況です。ですので、この記事もクラスごとの埋まり方から状況を読む形をとっています。点数に関する資料が出ているかどうかは年によって変わることがあるので、最新の公表物は市のページで確認してください。
逆にいうと、藤沢市の資料は園ごとの粒度があります。行きたい園のクラスが去年の一次で埋まったのかどうかを、ひとつずつ確認できます。
園を絞る段階になったら
クラスごとの見通しが立ったら、次は園そのものを見にいく段階です。見学の回り方や見るべきポイントは保育園の見学ガイドに、内定後にそろえる持ち物は入園準備リストにまとめています。認可外に預けた場合の加点の扱いは藤沢市で認可外に預けると加点されるをご覧ください。
出典
藤沢市「令和8年4月入所結果について」に掲載されている「令和8年4月(1次)入所審査のクラス別申込状況」および「令和8年4月(1次)入所審査結果公表時点の空き状況表」の数値を集計しました。空き状況は0〜5歳の6クラスすべてに記号がある84行、申込状況は0〜5歳の数値がそろう86行が対象です。2026年9月9日に集計し、2026年9月25日に集計対象の記載を補いました。
記事中の図は、記号の意味と定員の考え方を説明するために作成したものです。入所の取り扱いは年度ごとに変わります。最新の情報は必ず藤沢市の公式ページでご確認ください。